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「楽 -raku-」

  • 執筆者の写真: uscon3821
    uscon3821
  • 3 時間前
  • 読了時間: 5分

糸から着想を得て、あえて書き順を変え、

一本の線、一筆書きで表現しました



一本の糸が、「ほどける」「結ばれる」

観る人によって、または精神状態によっても

どちらに見えるかは変わるでしょう


書道特有の強いインパクトは抑え、 

住まう人の動きや空間の流れと同調する



「観る」ではなく、

日常の中でふと「見える」作品として

創作いたしました


「楽 – raku –」  

w5093 × h1810 mm x d35


和紙プロデューサー加藤富美代氏とのコラボ作品

和紙 : 京和紙 もみ うらは 

印刷 : UVインクジェット 白1c

塗料 : ジェッソ、胡粉ジェッソ


べラジオ雅び 京都七条ウエストⅡにて常設展示

京都市右京区西京極南庄境町53



っと、ここまでは公式で発表している内容ですが、以下にてプロセスのお話を♡

各工程での写真もあるから、思い出しながらポチポチと


まずは、こちらの作品。おおもとは、もちろん、書いてます。

めちゃくちゃ書きました。ほぼ1日中書いたんじゃないかな、、


とにかく今回は細部まで意識の極みみたいな作品を書きたくなって、、


これ、上からのアングルだと積み上がってる感がわからないので

捨てる前に折りたたんでまとめましたよ














数百枚は書いたな



















で、候補作品を壁に貼り撮影→印刷データ化

↑簡単にデータ化って書いたけど、このデータ化だけでも丸一日かかる緻密な作業よ


印刷データ入稿時にはパネルの設計図もできていないといけない

あらかじめパネル完成時に和紙来歩さんへ寸法計りにいったのを反映させながら


壁の全長、mm単位の調整、静かく細ーーーーい呼吸で作業してたの思い出した



流石にデータの全貌は明かしませんが、こんな感じ


はじめてこんな緻密に設計図作成しました!


さ、この設計図のデータをクライアントと現場の皆様へ共有!&印刷入稿!


まずは、テスト出力よね。。

部分での原寸出力にて「パスのクロリティ」「白インクの濃度」の確認よ


いーじゃん、いーじゃん


次に、全データの原寸出力よ!

加藤さんと相談して、現場に貼って最終チェックしようとなりまして!


より、最終の見栄えと同じようにするため、背景の色も本番の和紙の色にしてもらいました


うんうん。。創造通り!いい余白かも!

正直、、大きすぎて威圧感がでるのではと心配で、加藤さんと相談した上でこの方法をご提案いただきましたの。

問題ない!めちゃくちゃいい!と安心したのを覚えています


では、サンエムさんに本番出力はじめてもらいましょう!


和紙の貼ってあるパネルに直接プリントしてもらいます。

白がはみ出す箇所はプリンタの特性上、プチュっとはみ出るので、パネル全ての側面に

弱粘着のマスキングテープと養生用の和紙を貼ったんだよ

「弱粘着」っていっても和紙の表情取るくらいの強度があるから、数回着ている服にくっつけては剥がして、粘着力を弱くする小技使ったよ


サンエムから作品を引き取り、我がアトリエに到着!



次の行程は「落款」


落款は印刷ではなく直書きです、

印も印泥で押しています


この作業はいつになっても一人でとてつもなく緊張しています


1日乾燥させ、落款(サイン)の部分。

印刷の白い線は光沢があるので、直書きの上から

グロスメディウムで塗り、光沢にします


で、ようやく作品が完成!


次はいよいよ設営だっ









設計図をもとに作業方法を共有し、1つずつ壁側のドッコを打ち込んでいく
















設計図の数値はこのドッコの下面真ん中をxとy軸で算出しており、その場所に押し当て、まずは中心に1発ビスで少しゆるく打ってもらう


平行を確認し、続いて左右も打ち込んでいく

















パネルをはめる


水平器で水平確認


離れてみて垂直、平行確認


以上の作業を7回つのパネルごとに















見事、全て設置完了!


何が嬉しいって、書道家が作った設計図と作業方法で見事に設営できたこと、、🙌



って、いつの間にか壁茶色いやーーーんてなりました?


これが和紙プロデューサー加藤富美代氏のオリジナル商品


専属の和紙職人さんが手作業にて1枚1枚染め上げたもの

独特の風合い、ぬくもりをも感じる壁となりました




最終行程の直書きが始まりました


事前に壁紙の和紙の部分カットをいただいており、ジェッソと胡粉ジェッソの検証を重ね、独自の配合にて直書きがはじまりました


この場所を基点に線が繋がって見える様に書きました


書いては離れて


書いては離れて


そんな動きをする人は滑りにくいマスカーを敷くよ笑












作業中に聞いてたのはFuubutsushiだったな

落ち着いて、この場所と溶け合いながら


書道の様にシュシュシューーっと書けるわけがなく、書道の線をチョンチョンチョンと描く


しっかり和紙に浸透させながら


普段、デジタルで自分の書の線をドアップでも見ているせいか、絵のようにカスレの線も書ける


でも、さすがにこの量とサイズ

ちと腱鞘炎気味














がんばれ鳳九



最後のカスレを描いているところ


確か、3日、3連勤で完成!!!!



後日、下の砂利も入り、照明角度の最終確認も済ませ、マンションも竣工されました


「楽」を選んだ理由

このマンションに住まう方々と調和する文字を探した結果


デザイン、書風は「がっつり書!」というイメージより、モダンで繊細なアート作品のイメージが先行し、沢山の草稿の上にできた「楽」の書です


その辺も書き始めたらきりがないよ。。私、十分書かせていただきました


はじめてのブログ。。

かしこまったり、かしこまらなかったり、ニュートラルな鳳九をお楽しみください笑


臼井鳳九は随時毛筆のご依頼を承っております

とにかく書きたい、デザインしたい人間です

お気軽にお問い合わせください





 
 
 

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